各種説明


体操の競技のなかではじめのうちは1番上達度が早い種目。でも、自分自身も体操歴が短いから熟練してきてからの上達度は分からない。多分、そこからは人それぞれで得意な種目が違うから人それぞれであるんだろうけど。

 さてさて、床っていう種目は12m四方の弾性のあるフロアパネルで宙返りを中心としたアクロバティックな演技をする種目。体操をやり始めた頃は他の種目に比べてやたらと高得点が出る種目の中の1つでもあります。あと、宙返りでも前方に回る宙返り:前方宙返り、後方に回る宙返り:後方宙返り、体を横向きにして横に回る宙返り:側方宙返りの3種類があります。ちなみにこの3種類の宙返りは一般的には後方宙返り、前方宙返り、側方宙返りの順に難しくなっていくっていわれてます。もちろん個人差はあるけどね。ちなみに今は、側方宙返りはほとんどの選手がやってないです。

 他には、柔軟性を要求される技を必ず実施しなければいけません。例の、足を180度開いて床にべっとりとつけるあれです。ここはみんな勘違いしてると思いますが、体が柔らかいから体操をやるんじゃなくて、体操をやっるから体を柔らかくするんです。だから、体が硬いから体操ができないっていうのは理由にならないんです。
 フロアパネルは一度は踏んでみた方がいいです、楽しいから。うちの部にはタンブリングバーンと呼ばれるものしかありませんが、やはり踏む価値があります。



鞍馬

鞍馬とは、とにかく難しい種目です。6種目のなかで1番難しいっていわれてる程難しい・・・ぼくは苦手です、この鞍馬は。それで、鞍馬のもっとも基本の旋回は「ガンバ!Fly high」のなかでは『まともな旋回をできるようになるには1年かかる』ってあります。
 この鞍馬は腕が長いと有利ってよく言われています。なぜかっていうと、ちょっと考えてください。考えてみればすぐ分かります。腕が長いということは、それだけ腰が鞍馬から離れます。近いよりも遠い方がぶつかりにくいからです!

 この種目は・・・ちょっと体操やってない人には難しいと思います。ただ、単調にクルクル回っているだけとしか目に写らないと思うんですね。回数を積んでいくうちに、段々と味が出てくる種目らしいので最初のうちは我慢して見ていましょう(笑)



吊り輪

吊り輪は、一言で表現するなら『力』の種目です。ものすごい力を必要とします。あと、この吊り輪はバランス感覚がとても重要です。本来は演技全体を通して輪が揺れてはいけないんですがどうしても揺れてしまいます。そのような状況で、倒立をとめることはとても難しいんです。バランス感覚も必要ですが、『筋力』が絶対的に必要な種目です。

 吊り輪を運動形態別に分けると大きく分けて3つに分類できて、振動技・力技・静止技の3つになります。振動技はそのままで、体を振っての技です。有名な技はグチョギー(後方抱え込み2回宙返り懸垂)ですが僕はまだ生で見たことはありません。力技は、力を使って体を動かす技。上水平から力を使って倒立に移行するプレス倒立とかが代表的です。最後の静止技はとっても有名。脚前挙(足を前に上げて止める技)・十字懸垂・十字倒立とかがそうです。ぴしっと止まると見てて爽快ですよね。脚前挙はそうでもないですが、十字懸垂・上水平などはかなりの筋力トレーニングが必要で上達するのに時間がかかる技です。その分、技が出来るようになったときはものすごく嬉しいですけどね。
 またドッペル(二回宙)が六種の中で最も近い種目ともいわれています。



跳馬

跳馬は演技が一瞬で終わってしまうので、初めての人にはなにがなんだか分からない種目だと思います。頑張って目を慣らしましょう。
 跳馬を一言で表現するなら、宙返りしながらひねりまくる種目です。ローチェ(前転とび前方2回宙返り)、伸身クエルボとび2回ひねり(前転とび1/2ひねり後方伸身宙返り2回ひねり)等で分かるように普段の生活ではとても信じられないような技が世界レベルだと出てきます。もちろん、それだけ宙返りしたり、複数回ひねるわけですから着地をピタリと決めるのはかなり難しいものがあります。その分、決まった時はもの凄い印象を受けます。
 
とは言いつつもまずは転回からですけど・・・。
 これは余談ですが、跳馬では馬に着手しなければ0点になってしまいます。いわゆるレントゲンが代表的なものです。ロイター板を踏みきって、着手をしないで宙返りをして着地というのも0点です。


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